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爬虫類飼い方図鑑リクガメ

2020/03/05 2020/10/26
リクガメ
リクガメ

リクガメとは

リクガメとはその名の通り陸に住むカメの仲間の総称です。
クサガメなどの水棲亀と姿は似ていますが、リクガメの多くは森林や草原などの水辺から離れた場所に生息しています。
また、水に入ったとしても泳ぐことができません

のんびりとした性格の割りに活動量が多く、また、知能が高くエサの場所や自分の名前なども覚えるため、感覚的には犬や猫などの哺乳類に近いものを感じます。
リクガメは完全草食性のためエサへの抵抗は少ないですが、初期投資額が高く寿命も長い、広い飼育施設が必要など、お迎えのハードルはやや高めです

リクガメの種類と大きさ

ペットにできるリクガメの種類と分類
乾燥系 ケヅメリクガメ、ヒョウモンガメ、チャコリクガメ、ソリガメ、ギリシャリクガメなど
中間 フチゾリリクガメ、ロシアリクガメ、ヘルマンリクガメなど
多湿系 アカアシガメ、エロンガータ、セオレガメ、ムツアシガメ、インドホシガメ、ビルマホシガメ、ゾウガメなど

一口にリクガメと言ってもさまざまな種類のものがいます。
大きく分けると乾燥系・多湿系の2種類があり、飼育環境もやや異なります。

基本的には高い湿度を保たなければいけない多湿系のリクガメよりも、乾燥系のリクガメの方が飼育環境の維持は楽だと思います。 中でもペットとしておすすめなのは、ギリシャリクガメ・ヘルマンリクガメ・ロシアリクガメの3種です。
この3種は比較的入手しやすく丈夫なため、リクガメの入門種と言っても良いでしょう。

ギリシャリクガメ

甲長:20~30cm

名前にギリシャと入っていますが、ギリシャに生息するリクガメというわけではありません。
背中の模様がギリシャ織りのように見えるということから、ギリシャリクガメと名付けられたそうです。

ギリシャリクガメは野生での分布エリアが広く、環境適応能力が高いと言われています。

ヘルマンリクガメ

甲長:【ニシ】17cm~20cm【ヒガシ】30cm~35cm

ヘルマンリクガメはニシヘルマンリクガメ・ヒガシヘルマンリクガメの2種類がいます。
両社の最も大きな違いは体の大きさです。
ニシとヒガシでは最大時の甲長が15cm程度も違います。
省スペースで飼育したいのであればニシヘルマンリクガメを、やや大きく育てたいのであればヒガシヘルマンリクガメを選ぶと良いでしょう。

ショップでは単にヘルマンリクガメとしか書いていないこともあり、この場合にはどちらのヘルマンリクガメかわからないこともあります。
一応、ニシの方が甲羅の黄味が強く模様がくっきりしている、ヒガシの方が黄味が弱く模様がにじんでいるなどの違いはありますが、正確に見分けるのは困難です。

ロシアリクガメ

甲長:20~27cm

ロシアリクガメは別名ヨツユビリクガメ・ホルスフィールドリクガメと呼ばれることもあります。
ヨツユビという名称の通り、リクガメであれば通常5本あるはずの前足の指が4本しかありません。
また、甲羅が丸っこく独特の形状をしています。

ロシアに生息していることから、寒さには強めです。
ただし、低温すぎると活性が落ち冬眠状態になってしまうこともあるため、基本的には他のリクガメ同様に冬は加温が必要になります。

寿命

「鶴は千年、亀は万年」とも言うように、カメは寿命の長い生き物です。
さすがに万年は言い過ぎですが、どのリクガメも飼育下では30~50年ほどは生きます
そのため、残念ながら飼い切れずに途中で手放してしまう飼育者も多いのが現状です。

途中で飼育できなくなったとしても、リクガメを引き取ってくれる場所はあまり多くありません。
もしリクガメの飼育を検討しているのであれば、きちんと最後まで自分でお世話できるのかしっかりと考えておきましょう。

値段と購入方法

リクガメの値段は種類や成長具合により少し上下します。
流通量の多い種のベビーであれば、ペットショップなどで1~2万円程度で購入できると思います。
また、即売会などのイベントで販売されていることもあります。

その他の入手ルートとして、他の方が飼い切れなくなったリクガメを譲り受けるという方法もあります
前述したように、リクガメは終生飼育されず途中で手放されることも多いペットです。
ペットの里親募集サイトでは、さまざまな理由で飼えなくなったペットの引き取り手を探している人がたくさんいます。
このようなサイトで譲り受ける場合には、飼育用品もセットで引き取れる場合が多く、飼育環境を作りやすいというメリットがあります。
また、ある程度飼い慣らされており人懐っこい個体が多いのも特徴です。
ただ、生体の状態が必ずしも良いとは限りませんし、ベビー個体を入手できる可能性は非常に低いです。
引き取りに関する条件を提示されることもあるため、事前にもとの飼い主としっかりと話し合う必要があります。

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